先日、そんな悩みを伺いました。

私はその気持ちがよくわかります。

そして、それこそが全ての「悩み」の元だと思うのです。

人って、何か嫌なことがあって初めて悩むと思ってるんですが(もちろんそれも嫌なんですけど…)

実はそんなことよりもっともっと根源の悩みがあって、それは現実世界のあれこれとは関係ないところにある。

「私は一体何のために生まれて、何のために生きてるのか？」

人によって、この悩みにぶち当たるタイミングはそれぞれなんだと思うけれど

最終、死に際には全ての人が直面する問いではないかと思う。

私はそれが子供の頃からずっとあった。

小さい頃は体調が悪かったし

大人になるにつれ、体調と共に精神的にも落ち込むようになった。

誰も教えてくれない、親ですら「そんなこと考えたことないわ」と言われてしまう。

「どうしよう…これは只事ではない」

と、子供ながらに感じた。

「ちょっと待って。気付けば何の説明もなくこの世界での生活が始まっている。このまま、何もわからないまま、ただ毎日を過ごすなんて出来ない！」

ずっとずっと、その問いに対する答えを探し続けていた。

わかるまで絶対に諦めない。

布団に潜って１日が過ぎることもざらだった。

私にとっては、それがわからないのに、何もする気になれなかったから。

人が見たら、単なる怠け者だと思う。

そう思われて仕方ないのも、百も承知。

それよりも、私にとってはその答えを知ることが何より先決だったのだ。

いよいよ真剣に向き合い始めたのは

結婚して第一子が生まれてすぐの頃。

昨日は、その子の16歳の誕生日だった。

かれこれ15年、必死に自分と向き合い

今は、自分が一体何のために生まれたのか、

そのために今、するべきことは何なのか？

を、自覚しながら生きれるようになった。

すると、現実世界の悩みなど、悩みで無くなる。

人間だから、ちゃっかり傷ついたり腹が立ったりはするけど

どこかでそれすら楽しんでしまっている。

すると、不思議なことに

この世の問題は、勝手に解決する。

どんなにこんがらがっているように見えても

最後には何だってするりと解決してしまうのだ。

その頃にはもう 「別に何もないけど、幸せ」

な人間になっている。

もしもあなたが、この世で問題だらけ抱えているとしたら、解決すべきは もっと根源のところかもしれないし

問題も無いのに苦しいなら尚更、

ようやくあなたは、その根源に向き合い始めた証なのだと思う。

そしてその答えは、必ず自身(魂)が知っていて

あなたが諦めさえ！しなければ、必ず答えは知れるのだ。