先日、娘の幼稚園で「イヤイヤ期の子供の育ちと子育て」というテーマの講演を聞いてきました。
私は今、3人の子育ての真っ最中で、上から高2、小6、4歳の年中さんがいて、いわゆる「イヤイヤ期」といわれる2歳くらいの子はいないのですが、
私からすると、4歳の子も、小6、高2の息子も、その年齢なりの「イヤイヤ」があって、
親からすると「まだ早い」「危ない」と感じることを子供たちは常に好奇心でもって「嫌だ!自分でやってみたい!」と言ってきます。私も日々、そんな子供たちの様々な「イヤイヤ」に向き合っているので、いわゆる2歳児向けのお話とは違う部分もあるかもしれないなと思いつつ、お話を伺ってきました。
ここでは2歳児のイヤイヤ期について、詳しくは話しませんが、
講演の内容としては、「イヤイヤ期というのは、2歳ごろをピークに3歳くらいには落ち着いてきますので、できるだけ寛容なこころで見守ってあげてください」といった内容でした。
一通り講演を聞いた私は、心がキューっと固くなっているのを感じていました。
それはもちろん、講演の内容が悪かったのではなく、むしろ内容自体は頭では重々わかっているはずなのに、なぜか心が苦しいのです。それは何故なんだろう?と、私は自分の心を見つめていました。
そして、講演の一番最後にそれに気付いたのです。
それは、二歳児のイヤイヤ期、子供の「自分でやりたい!」の中でも
人を傷つけること
人に迷惑をかけること
身の危険を伴う可能性のあること
この3点に当てはまりそうなときは、「ダメ!」と制止してあげる必要があるでしょう。
と、先生が仰ったとき、ハッとしたのです。
これは、私たち大人にも当てはまることだと。
私たち大人こそ、この3点に当てはまらないのに、やりたいことを我慢しているのではないか。
むしろ、大人こそが「自分のやりたい!」をまず叶えていく必要があるのではないか?と。
だから、子供たちのそれに直面して心が苦しむのではないかと思ったのです。
親も同じ人間ですから、本来はまず自分の心を満たしてからでないと、我が子といえども相手の気持ちを本当に理解したり、許したり、寛容な心で見守ることは難しいのではないでしょうか。
子供たちはむしろ、私たち大人にそれを教えてくれているのだと思います。
「ママもパパも、我慢しなくていいんだよ」と。
私はまだまだ、自分の心を後回しにしていたのです。
それでも懸命に、「子供の好奇心に応えてあげなきゃ、応えてあげられない自分はダメだ・・・」と頑張っていたのでした。
あなたが、誰にも迷惑をかけないのに我慢してしまっていることってなんでしょう?
つい周りの視線を気にして個性を無くしてしまっていることってなんでしょう?
日常の些細なことのなかにも、中にこそ、沢山あると思います。
そんなひとつひとつを、我が子に接するように丁寧に叶えてあげることで
私たちは本当に子供の気持ちが理解できるのだと思います。
たとえ失敗しても、やりたいことをやってみた充実感と学びは、必ず次に繋がり
親子が互いに、共に成長し合う毎日は健全であり、感動的だと思います。
私たちは感動して子育てしていたいのです。
今日はそんなことを感じました。
どなたかの心に少しでも響いてくださると嬉しいです。
ありがとうございました。
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