私はそう思わない。
というか…今まではそう思っていた。
「いい歳なんだから、いつまでも子供の頃の不満持ち続けてちゃダメだ。親に感謝しなくちゃ。」って。
そうやって、心の底から親に感謝できるようになりたい、なりたいと思ってきたんだけど…
なんか、違うみたい。
「いい歳して〜」なんて言う人ほど、
実は親に不満を抱えているように感じる。
偽物の大人が多いなぁと思う。
何を話していても、どこかで仕入れたような「大人」のセリフばかりで、
何だか心が狭く、苦しくなる。
最近自分のなかに、まだまだ本気で親に怒っている自分を見つけてしまった。
小さい頃、怒られてばっかりだったことを
想像以上に、現役で拗ねている。
我ながら困ってしまった。
理屈では、もう許していいことわかっているけど
(というか、子供は優しいからずっと許してきたんだ)
私がずっと、偽物の大人で蓋をしてきたから
こじらせてしまっている。
【子供が親を大好きな気持ち、ナメんなよ!!】
と、言われた感じがした。
料理しながら、
「そやなぁ。良い子やもんなぁ。嫌やったなぁ。」
と、自分に声をかけたら、
胸がグッときて、涙がこぼれた。
「怒っていいよ、嫌だったんだし。」
親だって完璧じゃないし、「あれは嫌だった!」
って、思っていてもいいと思った。
そうして、自分の子供には出来るだけ同じ想いをさせないように気をつけてあげたらいい。
自分がしてほしかったように。
そうしていくうち、知らない間に無くなってしまってるんじゃないかなぁ。
きっと、「癒える」ってそれくらい自然な感じだろうね。
子供が親を大好きな気持ち、なめんなよー!!