自分自身、子育てをしてきて思いますが、
子供というのは生まれた時点で、すでに親を超えているのではないかと思うのです。
でないと、いつまでも人類は進化を遂げられないのですから、それは道理なのだと思います。
と、頭ではわかっていても
親というのは子供が目の前にいると、つい心配してしまうものです、、、
これが厄介です。大人は心配して当たり前、愛情だと思っているかもしれませんが、
子供は心配されると、とても苦しみます。
なぜ、心配してしまうのか?
子供がすでに親を超えて生まれてくるとしたら、
初めから子供というのは理解不能な存在なのだと知っておく必要があるのではないでしょうか。
ただし、理解不能な存在は怖いです。自分の意識を超えているから怖いのです。
見た目は同じ人間ですが、まるで得体の知れない新種を預かっているような感覚です。
そんな存在が目の前にいるのだから、見ているだけで不安になってくる。
心配が次々と湧きでてくるのではないかと思います。
そんな子供と真剣に接するということは、これまでの自分の意識を変える必要があります。
ある種の「死」を突きつけられるわけです。
そこで” 死ねる ” かどうか?
本当に子供を愛するならば、自分自身の「死」におのずと導かれます。
子供たちが、全く新しい認識の世界へ連れてってくれるのです。
こういう風に考えたら、もっと楽しいよ。
もっと自由に生きていいんだよ。
あれも、これも、大丈夫なんだよ!
心配いらないよ、全ては上手くいくよ!
みんな、大好きだよ!!
それは、全く新しい認識の世界でありながら、
どこか懐かしいような世界です。
子供たちは、そんな自分たちの感性を受け入れ、感動してくれる親のもとでなら
自分の感じていること、想いを沢山話して聞かせてくれるはずです。
でも、大人が心配して話を聞けずにいたら、
子供は優しいから同じようにそこに座って、一緒に寄り添おうとするんじゃないかなぁ。
でも、いつまでもそこにいて、ずっと心配事を聞かされるんじゃ
終いには心身に不調をきたしてしまうかもしれない。
子供は自分より小さいけれど、とても大切なことを教えてくれている。
あなたがそこから立ち上がれるだけでなく、もっと軽やかに、まるで空を飛ぶように生きていける秘訣を知っていると思うのです。
だから、怖がらず、話を聞いて欲しい。
それが子供たちの切なる願いでもあると、私は思います。
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今日、この記事を書きたくなったのは
この歳になっても、親というのは心配してくるもので
今朝は少し、身体が苦しかったのです。
その苦しみをどうにかしたくて書いてみたのですが、
そうか、我が子を心配することが、どんなに子供にとって苦しいことなのか
私もまた、つい忘れてしまっていたのかもしれないと思いました。
心配されると、信頼されていないような気がして悲しいものですね。・・。
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