人間は魂としての存在と、肉体としての存在でもあるから、

自分の魂、本心を感じられる人は、人間とは神様のような素晴らしい存在であることがわかる。

(言ってしまえば、神様なんだ。)

その反面、肉体としての自分は、今世ではたかだか生まれて数十年の経験であるので、

そこに落差のようなものが生じるのだと、私は感じています。

だから、ともすれば、肉体としての自分を、「なんて愚かなんだ、同じ過ちばかり繰り返して、なかなか成長しないじゃないか！」と責めて責めて責めまくってしまいかねないのです。

そうなると、終いには「自分が生きていること自体、この世界にとって害悪でしかないんじゃないか」と、最終結論に至ってしまいそうになる。

真剣に向き合うと、そこまでいってしまう。

でも、そこからが本当に命を輝かせる始まりなんじゃないだろうか。

どうせなら、死んだつもりで、自分の本心に従って生きてみれば良い。

失敗して元々。今度は自分の全てを良しとして、ダメな、愚かな自分のまま、

だけど、私の内奥には神様のように素晴らしい人格が存在するんだ、これこそが私なんだ。

本当の私はこっちなんだ。と、自分を信じて生きる。

それが出来なくて、誰かを本当に優しい目で見ることなんて出来るはずが無い。

この世で一番認めるのが難しい自分自身にそれが出来たら

あとの全ては、難なく自然に受け入れることが出来ると思う。

私達が出来ることって、唯一それしかないんじゃないかなぁ。

世のため、人のためになりたい、

世界平和に役に立つ人間になりたい。

そう思うなら、「自分は神様だ」と気づく以外に、

出来ることはない氣がするんだ。