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「魂の自分」が全てを教えてくれる 〜京都 天然石 カウンセリング

宇治市木幡にて心のカウンセリングをしています。 また東京のパワーストーンショップの老舗㈱ナ・ムーよりお預かりしている水晶の原石も販売しております。

母の子

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母の子

私の母はどんな人?と聞かれたら、

真っ先に浮かぶのは「厳しい人」かなぁ。

母は独身時代看護師で、世界の恵まれない地域へ行って現地の人を助けたい。ナイチンゲールのような白衣の天使になろうと思っていたそうだ。

そもそも、母が看護師になった経緯が興味深い。

幼い頃、家が貧乏だった母は、毎朝学校に行く前に畑で一仕事して、野菜を洗って市場に届けてから通学していたそうで、そうすると山をひとつ超えた先にある学校へは、とても間に合わなかったらしい。自転車もなく、歩いていくには時間が足りない。そこへ目の前を大きなトラックが通りかかると、何と小学生の母は、走っているトラックに飛び乗り、そして学校の前を通過する瞬間にトラックから手を離して飛び降り、地面に叩きつけられ、転がりながら通学していたのだそう。

「血だらけやったで(笑)」と、笑って話を聞かせてくれた(^^;

そんな母だから、友達と遊ぶときも自分だけ自転車が無くても平気。一人必死で友達の自転車の後ろを走ってついていったそうだ。

ある日のこと、

近所に昔、学校の校長先生をしていたおじいさんがいて、毎日のように一人自転車の後ろを走っている母を見かけたそうだ。

そして、その明るさと精神力に惚れたのか、ある日おじいさんが家に来て、「私にあの子の面倒を見させてくれないか」と申し出られたそうだ。

その日から、母はおじいさんの家で勉強を教えてもらうことになった。

そして、そのおじいさんが看護師の免許を取らせてくれたのだと教えてくれた。

看護師の免許は、ずっと自分の支えになったと言っていた。何かあっても手に職があるという支えを、先生は貧乏だった私にくれたんだと思うと言っていた。

そうして、自分の人生を看護師として、世界の恵まれない地域の人々に捧げたいと思っていた母に、大好きな父との出会いがあった。

プロポーズされたとき、思い切って自分の夢だけでなく不規則な勤務である看護師そのものをやめることを選んだ。自分の全てを父との人生にシフトチェンジしたのだと言っていた。

確かに、母の夢を叶えるには中途半端では出来ないだろうから、頷ける。

母はずっと、どこかで「博愛」の精神を感じさせる人だ。それは今もそう。

そんな母の愛は、私が知ろうと知るまいと、私の中にこんこんと湧き出ていて、それは大人になるまでの私にとっては、どちらかというと逃げ出したくなるほどに厳しいものだった。

しかし、どれだけ反発しようとも逃れられない、絶対的な愛を感じていたのである。

感じてしまっていたんだ。

それは、母の魂のようなものだ。

もっと言うと、母の魂から繋がる命の根源とか、神様とか、言いようのない愛である。

無くてはならないもの。それ無しでは呼吸さえ出来ない命の息吹なんだ。

母の魂なのである。

反面、表向きは厳しすぎるくらいに厳しかったんだ。私はこの家の子供じゃないんじゃないかと疑うくらいに(笑)

今でもそうだが、母はいつだって全身で私を受け入れてくれるが、いつだって私を世の中に放り出せる人だ。決して甘くない。

やるときはやる、いつだって本気なのだ。

母の願いとは、私が心底幸せになることである。

心が神様のように強く、優しい母は、それを知っている人だから。

幼い頃から人一倍辛い境遇で生きてきた母は、

現実世界のあれこれで腐ってしまうような魂ではない。いつだって、眩しくて直視できないくらいに光っているのだ。

そしてそれは、全ての母がそうなんだ。

信じられないかもしれないけれど。

みんなも現実世界の母に囚われることなく、

その奥の光を見てほしい。

そして、何か辛いことがあったときは、

「私は母の子だから、絶対に大丈夫。」

そう感じれるように。

それが一番の親孝行なんじゃないかなぁ。

そんな母に育ててもらった私にも夢がある。


子育てが終わって、いつ自分の命を捧げてもよくなったら、精神病院で入院されているような、理解者が居なくて一人ぼっちのような心地の人達の側に寄り添っていたい。
もっと願うのは、そもそも私の夢なんて必要のない世の中になって欲しい。

とにかく私はもっと心を磨かなくてはいけない。神様のように真っ白な心でないと、精神的に不安定な方は安心できないからだ。

全てを見通す、繊細な人達と対峙するには、私はまだまだ未熟過ぎる。

そんな私の心を、私は子育てを通じて磨かせてもらっている。

そしていつか私も、

「僕は母の子だから大丈夫。」

そう確信してもらえるような母に、なりたい。

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uemura hiroyo
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1975/10/22

統合失調症 薬なしでの回復

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